ケミカルピーリングで使用される薬餌は「酸」を中心にしたもの。
一般的に現在日本で使用されているのは、天然の植物や果物にも含有する水溶性の酸(AHA・アルファヒドロキシアシッド)で、グリコール酸という薬剤が使われています。
また、サリチル酸や乳酸、トリクロロ酢酸を用いる事もあります。
ケミカルピーリングは現代社会の最先端をいく美容医療治療法というイメージが先行しているようですが、実はその歴史はかなり古く、クレオパトラがワインに真珠を溶かした液体で顔を洗っていたとか、中世のフランス貴族が酸化した飲み残しのワインを肌に塗った等、酸を利用したケミカルピーリングを行っていた逸話が存在しているのです。
現在の治療のようなケミカルピーリングは1882年にドイツの皮膚科によって始められ、戦争での火傷治療等に用いられ、その後美容界でも皮膚再生治療法として高い評価を受け、欧米を中心に広がっていきました。
日本人のような黄色人種には深すぎるピーリングは色素沈着等のトラブルを起こすことがあるので、深部のレベルは日本皮膚科学会によって分類され、限度が設けられています。
深部のレベルにより、使う酸の濃度と種類は違い、1週間から最大4週間程の周期で4〜10回程の治療をおこなうと、満足するレベルまでに達するようです。